Oliver Mtukudziのこと

ジンバブウェのOliver Mtukudziが亡くなったとの悲しい報せ。とても残念です。
2012年作『Sarawoga』を当時ピーター・バラカンさんのラジオ「Barakan Morning」で知って、アルバムも日本盤が出ていたのでよく聴いていました。

そして翌2013年にスキヤキ・トーキョーとして初来日公演を観ることもできました。
大ベテランたる貫禄ある歌とギターが、若い世代の躍動感あるバンド演奏と一体になり、感激するほど素晴らしいステージ。
何より、とても肯定的な雰囲気に満ちた会場だったことをよく覚えています。

こんなに凄い人が来るならと、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドという音楽フェスティヴァルに強い興味を持ったのも、この人がきっかけでした。

その後も含め、これまでに出たアルバムは60枚を越えるようで、どこから聴いていこうかと思っているうちの訃報。彼の活動のほんの一部分しか知らないけれど、ショックを受けました。

ジンバブウェの人たちの悲しみや憤り、希望を歌い続けたという”Tuku”ことOliver Mtukudzi。その力強くしなやかな音楽は、日本に住む僕をも前向きな気持ちにさせてくれるものでした。

熊谷悠一のブログ Yuichi Kumagai dot net

映画、音楽、本、思索など日々の記録。

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